2021ツール・ド・フランスでJUMBO-VISMAが使用していた、これ。
Tour-de-France-time-trial-368-1340x754
Tour-de-France-time-trial-335

いかにも空気抵抗を測るセンサー。
その正体をCYCLING TIPSが解き明かしてくれました。

このセンサーはVELOSENSE社のもので、VENTOS CYCLING Sensor。
元はF1レース用のセンサーだそうで、風速だけでなく、ヨー角(風向)も測定できるとのこと!
そして、コースを試走してGPSを活用して風向・風速のマッピングも可能。もちろんCdAも測定可能、現在のところリアルタイムだと45秒の測定が推奨されているが、15秒を目指しているとのこと。

そしてここからが肝、なのですが、もう一つのセンサー、Zenith Body Position Sensor。
頭と胸の位置を測定、最適化したポジションとの違いを表示、ポジションとシッティング・ダンシングを記録。

この二つを組み合わせて運用し、試走データから最適なポジション、ダンシングすべきセクションなどを割り出すことに取り組んでいる模様。

これは面白いなー。このポジションの指示も、試走のデータにさらにリアルタイムの風向・風速が加味されるようになったらすごいな。
Velosense-Ventos-aero-sensor-horizontal-zoom-1340x754
現在自分が使用しているNOTIOは、ヨー角は測れない。もちろんポジションも測れない。がリアルタイムにCdA算出してくれて面白いです。サンプリングタイムはわからんが。