良書と聞いていながら読んでいなかった本。
上巻読了。こりゃ面白い。
なぜ、人は地域によって技術や知識の習得に差異が生まれたのか?
人種による能力の差のためなのか?
紀元前に遡り、農耕を始めた時の条件(場所)がその差異を生んだこと、を紐解いていく。
東西に長いユーラシア大陸は気候が比較的似ており、同品種を栽培しやすかったり、同じ農耕技術が使えたりすることで、素早く農耕が広がった。一方で南北アメリカやアフリカは南北に大地がひろかっており、気候の差が大きい。特に赤道直下は、地中海気候と大きく異なり、ここを超えて広まるのは困難だった。他にも砂漠、などが障害になった。
農耕により、効率よく食物を手に入れられるようになると、人口が大きく増えた。農耕意外の仕事につく人を養えるようになった、役人、軍人、技術者。他分野の技術開発、知識の発展に繋がっていく。
またユーラシア大陸は家畜にできる動物にも恵まれ、家畜と接することで、病気(動物に発端する感染症)に対する免疫力も高まっていくと、他地域の制服に一役買った。征服者は、その武力のみならず、疫病(征服者はすでに免疫がある)を味方にして征服を進めていった。