ペダリング総論で、

1.前提として、身体的特徴や習熟度、様々な要因が絡むため、唯一絶対、というペダリングは存在しない。ただ、(一般的に)ダメなペダリングは存在する。

 ダメ、な例:いわゆるアンクリング(下死点で踵が下がる)、左右のバランスがとれていない等

と記載した。

ここで、アンクリングについて考える。

狭義のアンクリング:下死点でもっとも踵がさがるペダリング
広義のアンクリング:ペダリングにおいて踵があがりさがりすること。(足首の角度が固定されず動くこと)

自分は広い意味でのアンクリングは否定しない、というかむしろ肯定的。
しかし、下死点で踵がもっとも下がっているペダリングはやはり効率が悪いと思う。常に踵がさがりっぱなし、というのならそれもありかもしれないが、普通は持続できないだろう。となると、下死点で踵がもっともさがっていれば、引き脚のフェーズで踵をあげる作業が入り、引き脚の運動量が大きくなり無駄をうむことになる。
 それ以前(たとえば3時から5時)で踵がさがるのは、個人差の範囲で吸収されるかもしれない。(力がにげる、というご意見もあるかもしれません)
個人的にはもっと早いフェーズ、1-2時で踵がさがるのは、力の入力が接線方向に近づくので効率を上げる可能性があると思っています。

左右が極端にアンバランスなのは身体の使い方に問題があるので、トレーナーにみてもらうべき。(自分で原因、解決法を究明するのは容易でありません。)