かつてはカフェインはドーピング薬剤として競技での使用を禁止されていましたが、現在は禁止薬物には指定されていません。が、先日参加した講習会では、また禁止薬物に指定される可能性はある(乱用があったりすれば)、とのことでした。

Bicyclingからタイムリーにこの話題。

How to Ride With Caffeine ←原文はこちらをクリック。

ここから覚書。

スポーツ栄養学研究者のドクターStacy Simsによると、カフェインは耐久パフォーマンスのブースターで、出力と持続時間を増し、主観的な運動強度を低下させる、すなわち、より長く強くペダルをふめて、疲れを感じさせない。

どう働くか?
Simsによれば、耐久運動の間カフェインは脂肪を燃料として使うのを促し、グリコーゲンの早期の枯渇を防ぐ。カフェインは筋肉のカルシウム含有量を増やすことで、筋肉の収縮力を高める。サイクリストにとってよいのは、大きいギアを力強く踏める。また、睡眠不足の人の思考と記憶を改善することが多くの研究でしめされており、超長距離ライド(ブルべとか)をする人に有用。

適量は?
食物、飲料、サプリ、どういう形で摂取するにしても、1.36-2.72mg/ポンド(3-6mg/kg)が最も効果的。ビッグイベントの1時間前に適量の40-50%をとり、残りの60-40%をライド中にとるのがベスト。
どんな薬でもそうだが、耐性(なれて効かなくなる)を生じるので、普段はひかめがよいみたい。

効果は人それぞれで人によっては少量でも血圧や心拍が変動したりするので注意。本番イベントでなく練習で試しておいた方が無難。

カフェイン含有量(mg)
スタバのコーヒー16oz(470mlくらい) 330
ビバリン1錠 200
エスプレッソダブル 150
ラッテ16oz 150
レッドブル 8.46oz(250mlくらい) 80
クリフ ブラックチェリー3ピース 50
Gu エスプレッソラブジェル 40
Stashグリーンティー 36
コカ・コーラ12oz(350mlくらい) 30 

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