以前から、パワーメーターのついていない小径車にのったときなどに、TSSの概算をみるのにつかっています、GPS2Power。

自分とバイクの重さ、タイヤの転がり抵抗、風向、風速、GPSからの地形情報などで、出力を算出してくれる、SportTracksのアドインソフト。

最近は小径車にのっていなかったので使っていなかったのですが、
先日パワーメーターの電池切れでパワーデータが残らなかったファイルからTSSを算出しようかと、久々に使ってみました。

そしたら、動かない・・・

とりあえず最新版であることを確認、ついでに、Custom Data Tracksというアドインを追加。
こちらは、複数の出力計のデータを保存したりするのに使えるみたい。
予想通り、パワータップなどの出力計のパワーデータとGPS2Powerで算出したデータを共存できます。

GPS2Powerが動かなかった理由は、設定ができていなかったから。

SportTracksの、他のタスク>設定、から、
プラグイン>GPS2PowerTrackを選択、
Equipmentの靴マーク、Go to "Equipment"view,page "GPS2PowerTrack" to 〜
の文章をクリックすると
機器のページに。
バイクとタイヤそれぞれ使用中のものに対して、設定。
バイクならBikeのチェックボックスにチェックをいれて、Bike TypeとRiding Positionを選択。
タイヤはFront Tireなどのチェックボックスにチェックをいれて、タイヤモデルを選択、空気圧を設定。

WeatherPlugInもインストールされて初期設定できていれば、これでGPS2Powerでパワーの算出ができます。

で、まずは、パワーデータのあるファイルで、実測値(パワータップ)とGPS2powerの数値をくらべてみることに。

20121019GPS2PW

鹿野山福岡を登ったときのデータ。(3回のぼっている)
GPS2Powerで計算下パワーがスパークしている部分があって、スケールがあわせられないのだけれども、全体の外形はにているかな。
平均出力(平地のアプローチ部分や下りも含む)は、PowerTap 190Wに対して、GPS2P 194W。まあまあ?

平地のデータでもやってみた。
20121005GPS2P

やはり、違いはでる。
おそらく、だけど、両側に木々と民家があって風の影響がでにくいところ、などで誤差が大きそう。

平均出力は、PowerTap 171Wに対して、GPS2P 191W。と誤差大きい。

二つしかデータ比較していないが、GPS2Powerによる出力計算はかなりの誤差がある。

そして、決定的なのが、集団走行。
今回パワーデータがとれなかったチーム練習、始めの二周回は4人、三周目からは2人で走っているので、
当然過大な仕事量になるはず(二人で走るとドラフティングで出力節約できるため。)
で、算出してみた。
20121021data2

SportTracksのプラグイン、TraninngAnalysisを使うと、TSS215、平均182W、NP247W。
意外に高くない。登り主体で牽いてもらってたからかなぁ?

算出前のデータ(パワーがおちてる)はこれ。
20121021data