パワークランク、主として負荷つき三本ローラー(V-ARION、負荷は常にMax)でつかっています。時々実走。試用期間1.5ヶ月。

このクランク、ケーデンスを上げるのが難しくて、マニュアルでも、はじめは低いケーデンスで使うように、とされています。
すると、必然的に重いギアを使うことになります。
強制的に引き脚を使うことになるので、これによって出力向上、
とはなりませんで、ケーデンスが落ちる分出力も落ちます。

なれてくるとケーデンスもあがってきて、出力もだせるようになってきました。

引き脚が是か非か、について、最近サイクリングタイムにでてました。(じてトレからの情報)

これによると、

>ルール1:ペダルを踏む。それ以上特別に足の動きを分析しないこと。

>ルール3:自分の出力に合ったケイデンスを選択すること。ゆっくりとしたライティングやウォームアップにはより低いケイデンス、一方で高いエネルギーを使うTTではより高いケイデンスを使うこと。エリート選手でない限り、85rpmを超えるケイデンスで走ってもあまり得るものはない。


とどめは、
>3.パワークランク(左右が独立しているクランク)は買わないこと。テストされたが効率向上には意味がないということがわかっている。


自分は引き脚は絶対に必要と思いますが・・・(体幹筋(腸腰筋)を使ってペダリングすることは必要、ひたすら「踏む」だけでは、速度を維持できないと思う、もちろん引き脚では大腿直筋も使いますが、広い範囲の筋肉を動員する、という意味で)
まあ、実力が伴わないと、なんとかの遠吠え、にすぎないので、信じる道をいくしかないわけで。
自分は普段はいわゆる「ふむ」という感覚はとても少ないです。おそらく体重、脚が重いので、意識的に踏む必要性が少ないのかもしれません。

固定ローラーにも否定的な意見がかかれていましたが、三本ローラーは負荷つきでも、出力(負荷)かぎられるので、用途しだいだと思うんですけどね。自分は固定は走行感がないのと、フレームぎしぎししそうなのがいやで使いませんけど。

あと楕円リングが推奨されているのもちと驚いた。

このサイクリングタイムの記事、ぜひ読んでみてください、ほんとか??(笑)
データが提示されていないので検証はできないし、バイアス取り除くのも難しいからなー。


土曜、朝、パワクラで富津公園周回。途中で土砂降り(涙)、ほんとにこの場所だけふったみたい、岬の突端は路面ぬれてないし。
TT練習しようとおもってたけど、戦意喪失、ながしただけ、になっちゃった。
2時間10分。60km。平均183W、xPower 215W。
20110917データ

帰宅後、こどもの文化祭へ。
冷やし中華(の模型)をゴムでとばす、というゲームで、なかなか好評だったようす。

帰宅後、今度は音楽練習で南房総へ、5分で夕食食べてスタジオ入り。
ひたすら練習。23時まで。で、風呂入って、酒飲んだのに、さらに1時から練習再開・・・
さぼって寝ましたw。


(追記・2011.10.01)
じてトレ、からこの記事にリンクしていただいちゃったので、もう少し自分なりの見解を。

まず、トレーニングはその人のステージ(経験、技量)や、身体能力、環境にあわせたものが必要かと。
自分はペダリングスキルが低いので、パワークランクは有効でないか、と思っています。
ペダリングスキルをあげる練習(片脚ペダリングとか)はペダリングが完成していない人にはおそらく有効かと。

ルール3、に関しては、自分にはそのままあてはまります。万人にあてはまるかは?
ただ、初心者はとても低回転になりがち、なので、回転を意識した練習はやはり必要ではないか?と思います。結局、経験・技量の問題に帰着します。
 そして、高回転・高トルクは理想ですが、一気に達成できるとは限らない。高トルクの練習(SFRのような)とともに、、高ケーデンス(トルクをさげてでも)の練習も有効でないか、と思います。

LIVESTRONGさんのように、LSDで徹底的にのりこむ、というのも王道だと思います。自分はその時間が確保できないので、短時間で効率を追求する、という対極的な方法をとっています。(短時間のパワートレーニングしかできないので、ライディング・スキルが身につかない、という大きな欠点あり)
そして、LIVESTRONGさんがおっしゃっているとおり、特定のケーデンスがすべての人に適正である、なんていうことはありえない。出力にあったケーデンス、というのも個別性があってしかるべき、だと思います。300Wは90回転が適正とはいえない、人それぞれ。


運動生理学の論文を読むと、共通して感じることは次の通り。

1.N(対象者数)が少ない。
 これは論文としての質をかなり下げます。普遍性を論じるのには無理がある。

2.対象者をだれにするか、で結果が大きく異なる可能性がある。
 ロードバイク初心者を対象にするか、プロを対象にするかではまったく違う結論が出る可能性がある。

3.対象期間が短いことが多い。
 わずか1-2ヶ月、という期間のものもあり、これが3年だったら別の結論がでるかもしれない。

運動生理学の実地論文は、あまりにパラメーターが多いので、普遍性のある言い切り型の結論を得るのは困難なのだと思います。

サイクリングタイムの記事で疑問、なのは、すべて「言い切っている」ことです。
原文を読んでいないので、翻訳の問題の可能性もありますが、物事を断定的にいいきることは非常に難しい。言い切ったほうがインパクトは大きいのですが。

パワーメータがかなり普及してきてますので、多くの人のデータを集積した結果をみてみたいところです。ケースコントロールスタディでかまわないので、5000人規模、とか。