木曜、午後休みとって東京体育館へ。結局仕事は14時までおわらなかったので午後休とはいえなかったけど、間に合ったのでOK。

電話で予約しておいた持久力測定(直説法)を受けてきました。

黄色矢印の奥に目的地が。
20110303東京体育館
17時には到着。おなかすいたのでアンパン1個食べた。
で、受付で持久力測定受けに来ました、と伝えると、券売機で健康相談室のチケット1650円を購入しろ、とのこと。購入するとロッカーキーをくれて、ロッカーの使い方や、健康相談室の場所などを親切に教えてくれました。

ロッカー室で着替えて、とりあえず健康相談室にいってみる。自分が何時からの予約か忘れてたので教えてもらうと18時から、でした。(自分の前に17:30からの人あり。)
水分は飲めたほうがよい、とのことなのでロッカーに戻って買っておいたペットボトルを持参。タオルも。

自分の測定までまだ時間があるので、先に栄養相談はどうですか?といわれたので、ありがたく受けさせていただく。
今年の目標の一つはダイエット。
現状をお伝えすると、食事の内容はとてもよい、とのこと。あとは量の問題と酒を飲むタイミング(寝る前になってしまう)が問題だそう。

アドバイスとしては
1.体重は毎日朝晩はかる。で、できれば手書きでグラフ化。短期の目標をきめて、目標ラインに線をひいておく。到達できたら次のラインをひく。
2.酒はなるべく夕食時に飲む。寝る前には口にしないほうがよい。
3.ドカ食いはひかえる。

といったところでしょうか。

室内の写真撮影はNGとのことで写真はありません。
いよいよ、持久力測定です。

まずは現状、運動習慣などについてのアンケート。
ついで身体計測。
体脂肪率19.1%笑。
なぜか血圧高い。緊張はしてないんだけど、昨晩仕事で寝不足だからかなぁ?
次に、安静時の心電図、つづいて、運動中モニタリング用の心電図電極取り付け。

ちょっと待ち時間があって、前の人が実際にエルゴメーターをこいでいるのを見られた。いかにもクライマー系ってかんじの人。最後は全身使ってペダリングしてました。ちなみにダンシングは禁止です。

ペダルはトゥクリップかSPDが使えます。SPD-SLはだめ。自分はMTB用のシューズをもってきました。Qファクターは広めな感じです。

で、肺活量検査。
5.12L。あれ?ずいぶんおちたなぁ。一昨年5.67L,昨年6.00Lだったんだけど。

続いてDr.の問診。心電図も呼吸機能も問題なし、とのこと。

その後、いよいよエルゴメーター(エアロバイク)にのっかって測定です。
エルゴメーターについている計器は、正面にケーデンスを現すアナログメータ(数字もふっていないので役にはたたない)と液晶画面がひとつ。
液晶画面にはケーデンスと出力が表示されます。

サドルの高さは手元の電動スイッチで上下できます。メジャーかしてもらい(持参しようと思って忘れた)普段のサドル高にセッティング。SPDのクリートも問題なくはまりました。
心電図のコードを接続。ガスマスクを顔に装着。結構きつくつけるので邪魔なかんじ。

エルゴメーターの上で4分間安静。なんか測定前から血圧高い?おかしいなぁ。
つづいて4分間20Wでペダリング。ケーデンス100をこえるとただしい負荷がかけられなくなるので、100はこえないように、とのこと。あとケーデンスを一定に保つ必要がある、とのこと。自分は95前後にしてました。

ウォームアップ後は時間経過とともに負荷があがっていきます。1分間に40Wずつあがるのですが、一気に40Wあがるのでなくじわじわとあがります。
260Wの時点で心拍は153。1分間継続できる出力、をCPカーブから考えれば(ベストが537W)、500wくらいまではいけるか?なんて思ってましたが甘かった。
300W台後半できつ〜。400Wに入ってケーデンスがおちてきた。スタッフの人が声をかけてペーシングしてくれるが、412Wでギブアップ。

心拍177でおわってしまったのでもうちょっとおいこめたかな〜、400Wに入って心が折れました・・・

結果。
VO2Max(最大酸素摂取量)65.8ml/kg/min.
AT時の酸素摂取量 40.6ml/kig/min.(VO2Maxに対して61.7%)
最大換気量 193L/min.
AT時出力 220W
Rc出力  332W

年齢の割りには良い値だそうです。
心肺的にはこれ以上の数字を出すのは年齢的にも難しいのでは?とのこと。
うーみゅ。あとは体重減らすのと筋力アップしかないのか。

ここでいうATはLT(LT1)、AeT(Aerobic Threshold)、LTTのことのようです。スタッフのアドバイザーはAnaerobic Thresholdです、といってました。この言葉も使われ方がいろいろ、一般的にはLT1をAT(Anaerobic Threshold)と呼んでいることが多いように思います。
Rc(呼吸性代償閾値)はおそらくLT2、MLSS,UTT(Upper Training Threshold)、AT(Anaerobic Threshold)、OBLA(Onset of Blood Lactate Accumulation) みたいですね。

Rcでの出力はおそらくFTPに近いと思われますので、理論上は目標はここにおける、ということかと。無理だけど。

ATや、LT lactate threshold 乳酸閾値 については過去にも書きましたが、だいぶ言葉が混乱しています。

問題点も一点指摘されました。
まずは安静時血圧が高めだったこと。これは単純に寝不足の可能性大。翌日はかったら127/78だった。
負荷時の血圧も高すぎる、と指摘されました。
終了時に立会いDr.に運動中の高血圧は治療の必要があるんでしょうか?と質問してみましたが「さあ?」とおっしゃってました。
で、ネットで調べてみましたが、あまり有用な文献がでてこない。ただ、トレーニングをしている人のほうが、運動中の血圧はあげられる、という文献はありました。自分は最大心拍数が低い(年齢相応ですが)ので、高負荷の運動に耐えるには当然一回拍出量は増えるしかない。となれば血圧も高くなるはず。
運動負荷で血圧は上昇するが心拍があまり上昇しない人は、運動中の心血管系イベント(心筋梗塞とか)をおこしやすい、というデータはあるようですが、自分は心拍あがってるので関係なさそう。だいたい冠動脈の狭窄あったらとっくに心筋梗塞おこしているか、と。頭に未破裂動脈瘤でも抱えていない限りは、あまり短期でのリスクにはならないように思えます。同僚の循環器Dr.にきいても、同意見。トレッドミル検査で血圧220くらいまで上がる人はよくいるし、250まで上がる人も時々見るそうです。なのでノーリスク、とは言わないまでも、リスク高くはないのでは?とのことでした。安心してトレーニングできそうですが、ためしに血圧計かって、安静時とトレーニング時の血圧測定してみようかと。あと職場でならエアロバイクでトレーニングしながら心電図と血圧、酸素飽和度、呼気中二酸化炭素濃度も連続モニターできるなぁ。

東京体育館のスタッフの皆様、ありがとうございました。
また来年うかがうつもりです。よろしくお願いします。