仕事を早退させてもらい(忙しいの申し訳ないです・・・)夕方検察庁へ。

ここでもいろいろ考える。初めていくので勝手がわからないんだけれども・・・
とにかく基本路線としては、

1.自分が右折禁止違反をした、という事実は本当なので、必要なら行政処分を受けてもかまわない。

2.しかし、自分の主張はしっかりとする。警察内部で不合理な取締りを規制できないのであれば、市民がコントロールしなければならない。

3.ほかにもこのような事例が存在するのであれば、それらの事例も解決してもらいたい・・・が、自分には荷が重すぎる。さすがに裁判であらそう、とかそういうのは面倒。標識とポール、という当初の目的は達成されたし。

検察庁(地方支部)の建物は、ちょっと冷たい感じのするつくり。一階には受付などなく、階段と、カギのかかる金属の扉の部屋がある。
二階の受付で受け取った書面を提出。二階も三階も同じようなつくりで、それぞれ鍵のかかる金属扉がいくつもある。団地みたい。

で、指定された3階の部屋へ。

カロリー【384】kcal走行距離【24.4】km
入室すると、検事さん(イケメン、たぶん自分より若い)と補佐官の女性(えらい美人)が。型どおりに氏名だの住所・本籍だのをきかれ、自分に不利になること、言いたくないことはいわなくてよい、といわれる。(うーん、ドラマみたい)
検挙の事実をきかれた。
で、すんなり認める。

自分が青切符に署名しなかったのは、取締りの方法や、標識に問題を感じたためである。当時は、公安に不服申し立てができる、というのを知らなかったので、署名を拒否した。

不服申し立てのあとに、道路にはポールが立った。
その数週間後には、自分の要求したとおりの標識もとりつけられた。

という内容をお話した。

検事さんはとても真剣に話をきいてくれた。警察から提出された内容で、よくわからないところがあったので呼び出した、とのこと。
自分が持参した、ポールと標識の写真のコピーもお見せした。
これは、警察からの書類にはなし(笑)。ポール・標識が立つ前の写真は何枚も添付されてました。

結論としては、「よくわかりました、今回処分はありません」、ということで終わりました。
検事さんは「私も今回の件ではとても勉強になりました」と締めくくってくれました。
私の小さなこだわりにお付き合いいただき本当にありがとうございました。

医療の現場では、いつも自分たちが行った治療や看護などの行為に対して、検証をおこなっています。警察幹部のかたがたにもぜひ行ってほしいのです。現場、特に最前線の人たちは、職務を忠実に実行しているのだと思います。でも、ここが落とし穴。

法律による規制、取締りを杓子定規に行ったら、社会はぎすぎすしたものになってしまいます。また、法律上適正なこと(今回で言えば標識ですね)が、現実に即しているとは限らない、ということ。公安が認めた標識だから正しい、と何度も現場の警察官は繰り返していました。でも、そうとは限らない。自分で考えてみてください。おかしいと思いませんでしたか?たくさんの人がつかまるなんて変じゃないですか?みんな故意に右折禁止を無視しているようでしたか?

行われた取締りの統計をみれば、特定の場所で特定の取締りが異常に多い、ということに気付けるはずです。これは、各地域の警察幹部が気付ける体制が必要です。自分たちの行っている行為が適正かどうかを検証してほしい。

そして、その理由を考えてほしいのです。ヒューマンエラーは必ず起こる。しかし、多数の人が同じ場所で何度も同じエラーを起こしているとしたら・・・それはヒューマンエラーではなく、システムエラーかもしれない。

今回の件でいえば、ヒューマンエラーは標識の見落とし。でもたくさんの人がここで標識の見落としをしているならば・・・それはシステムエラー。そのシステムエラーとは、標識がわかりづらいことであり、ポールがなかったことなのです。

そして最後に公安の対応について。

迅速にポールを立ててくれたことには大変感謝です。これは自分には思いつかなかったことです。

回答文書において、標識と取締の方法に非がない、と言うのは、立場上しかたないのかもしれません。たとえ、すぐに対策をとったとしても。
でも、せめて、「非はないけど、(あなたのいうことも一理あるので)こういう対策をしましたよ」くらい書いてもいいんじゃないでしょうか?
警察には日ごろから感謝してますから(夜間の町内パトロールなんか、職務とはいえ、本当に頭がさがります)。

思考をとめてはいけない。