おくればせながら、みました。
「おくりびと」
アカデミー賞外国語映画賞をとった作品。


主演の本木雅弘の演技もなかなかよかったし、彼自身が構想をねった作品とのことなので、彼が一番この作品に貢献してるんでしょうが、やっぱり山崎 努はすごい存在感。あと広末涼子がすごくよかった。自分の中では子供、っていうイメージだったけど、変身してました。

自分は職業柄、「人の死」がとても日常的です。ある意味では麻痺していると言ってもいいくらい。なので、作品中(特に冒頭)にでてくるようなシチュエーションは実体験であります。「納棺師」という職業にもまったく偏見ありません。ただ、ここまでの技能や精神を身につけている人は多くないようにも思います。「納棺師」と言える人にはなかなかお目にかかれないのでは。葬儀屋さん、はたくさんいますが。(もちろん彼らもきちんとした態度で仕事にのぞまれていますよ、念のため。どの世界にも卓越してひとはいるものです)

この作品でのテーマは
1.人の死
2.納棺師という仕事
3.親子の愛情
だと思うんですが、それぞれがシンプルに、でも奥深く描かれていて素晴らしい。

もう一点、本木雅弘のチェロのシーンがちょっとびっくり。あれ本人ですよね?実際演奏する人から見たらどうなのかわからないけど、僕の目にはばりばり演奏しているように見えました。特にベートーベンの第九のシーン、おどろいた。

カロリー【583】kcal走行距離【37.0】km