2019年12月

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その8。

7) Force Half Range

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FtMaxから50%FtMaxDescentAngleまでの角度範囲(degree)。ここでは90°から148°なので148-90=58°となる。


最大フォースからの脱力の指標。範囲が狭いほど素早く脱力していることになる。

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その7。

6)  Force Doubling Range
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50%FtMaxRiseAngleからFtMaxまでの角度範囲(degree)。ここでは45°から90°なので90-45=45°となる。

フォースの立ち上がりの指標。範囲が小さいほど最大フォースまでの立ち上がりがはやい。

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その6。

5)  50%FtMaxRange
スクリーンショット 2019-12-17 20.34.17

50%FtMaxRiseAngleから50%FtMaxDescentAngleまでの角度範囲(degree)。ここでは45°から148°なので148-45=103°となる。

接線方向のフォースの立ち上がり+減衰の指標。この範囲が狭いほど、ペダルへの入力範囲(時間)が狭いことになる。

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その5。

2) Fn-Max,Fn+Max

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法線方向の曲線(紫線)に視点をうつす。最下点(クランクを縮める力)のフォースをFn-Max(N)、角度をFn-Max(degree)、最上点(クランクを引き延ばす力)のフォースをFn+Max(N)、角度をFn+Max(degree)とする。この紫線ではFn-Max -86N,62°、Fn+Max 225N,148°となる。
nは法線(natural)の意味。

8)  Fn-/FtMax ratio, Fn+/FtMax ratio

上記の比をとったもの。法線方向のフォースは推進力には変わらないので、機械的に考えれば、どちらも小さい方が良い。しかし、身体的にはこれをゼロにすることは不可能と思われ、またこれを小さくしようとすることがむしろ余計な筋疲労や故障を招く可能性もある。果たして、どの程度が理想的なのか?

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その4。

指標の意義、解説と展望。

1) FtMax
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接線方向のフォース(トルク)のピークの値と角度。ピーク値をFtMax(N)、ピークの角度をFtMax(degree)であらわす。ここではFtMax 340N,90°となる。tはtangentのtで、接線方向の意味。

FtMax(N)は大きいほどフォースが大きいことを示す。FtRangeとの積分で出力が算出されることになる。またFtMax(degree)はフォース(トルク)のピークがどこの角度で発揮されているかを示す。機械的に考えれば90°(最も重力を利用しやすい)がピークであるのが理想的と思われる。

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その3。

8)  Fn-/FtMax ratio, Fn+/FtMax ratio


スクリーンショット 2019-12-17 14.13.45

9) FtRange

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接線方向のトルクがプラスである角度範囲。図では-10°から240°なので250°となる。

ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その2。

5)  50%FtMaxRange
スクリーンショット 2019-12-17 20.34.17

50%FtMaxRiseAngleから50%FtMaxDescentAngleまでの角度範囲(degree)。ここでは45°から148°なので148-45=103°となる。

6)  Force Doubling Range
スクリーンショット 2019-12-17 20.34.30

50%FtMaxRiseAngleからFtMaxまでの角度範囲(degree)。ここでは45°から90°なので90-45=45°となる。

7) Force Half Range

スクリーンショット 2019-12-17 20.34.43


FtMaxから50%FtMaxDescentAngleまでの角度範囲(degree)。ここでは90°から148°なので148-90=58°となる。


 ペダリングモニター 活用のための新指標の提案その1。

ペダリングモニターが発売されて6年経過した。パイオニアのおかげで、国内では広くアマチュアにも 普及していると思われる。CycloSpereへのデータの蓄積もすでに莫大なものになっているはず。が、自分も含めて、ペダリングモニターのデータを 活用できている人はほとんどいないのではないか?(初心者は除く)ペダリング 効率はとても面白い 指標だが、これだけをあげることを追求するとおかしな ペダリングを身につける危険性があることは指摘されている。トレーニングの結果としてペダリング効率があがることはおそらく良い方向。だが、何が改善されたおかげでペダリング効率があがったか、というのは、数字からは読み取れない。もちろん、改善すべき点も数字からはわからない。
コーチは、ペダリングそのものを 観察したり、ペダリングモニターのベクトルや グラフをみて 感覚的に修正点すべき点などを指摘する。いわばアートといえる 手法。最大の欠点は、普遍性に乏しいこととばらつきが大きいこと。コーチ間で真逆の意見がでることもあるくらい。
現在ペダリングモニターのデータをあまり 活用できていないのは、このアート、をサイエンスに落とし込むことができていないためではないか?
サイエンスに落とし込むためには、現在の指標だけでは不十分なのではないか?と考えて、新指標を考えた。

1) FtMax
スクリーンショット 2019-12-17 14.13.32


グラフは自分のペダリングのグラフ。形がまし、な左側のグラフで説明する。(接線方向が赤、法線方向が紫、となる)
まずは接線方向のフォース(トルク)のピークの値と 角度である。ピーク値をFtMax(N)、ピークの 角度をFtMax(degree)であらわす。ここではFtMax 340N,90°となる。tはtangentのtで、接線方向の意味。

2) Fn-Max,Fn+Max

スクリーンショット 2019-12-17 14.14.00
法線方向の曲線(紫線)に視点をうつす。最下点(クランクを縮める力)のフォースをFn-Max(N)、角度をFn-Max(degree)、最上点(クランクを引き延ばす力)のフォースをFn+Max(N)、角度をFn+Max(degree)とする。この紫線ではFn-Max -86N,62°、Fn+Max 225N,148°となる。
nは法線(natural)の意味。

3) 50%FtMax
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FtMax(N)の半分のフォースを50%FtMaxとする。ここでは170N。

4) 50%FtMaxRiseAngle、50%FtMaxDescentAngle
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50%FtMax(N)での水平線がペダリンググラフの接線方向(ここでは赤線)と交わる二点を、FtMaxより前にあるものを50%FtMaxRiseAngle(degree)(ここでは45°)、後ろにあるものを50%FtMaxDescentAngle(degree)(ここでは148°)とする。




初代Pioneer ペダリングモニターのマグネットリング交換。

だいぶ前から初代ペダリングモニターの左側が計測できなくなり、片側計測となっていたので、マグネットリングを注文(以前にも一度ショップで交換してもらっている)。届いたので交換。

一応二個買ったけど、今回は左のみ交換。右はディレーラーやチェーンリング、チェーンキャッチャーなどで汗がかかりづらいのためか、まだ使えるみたい。

左のクランク外して、マグネットリングのねじを緩めて自転車から外す。
ついでにペダリングモニターの電池も交換、と思ったら、1箇所どうにもねじが外れない。浸透潤滑剤かけて時間を置いて、と3回やってもダメ、プラスチックハンマーで刺激してもダメ。
精密ドライバーで回そうとしていたけど、普通の太さのドライバーの先の細いタイプを使って回したらあっけなく回った。ここのねじは精密ドライバー使っちゃダメね。

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うわー、塩だらけ。こりゃ、壊れるわな。

で、マグネットリングの3箇所の爪を外して、台座部分からマグネットリングを外すと。
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新品と並べてみた。
なんか形が違うなー?
と思ったら、内部に仕込まれている磁石が錆びて膨らみ、プラスチックのカバーの一部分を吹き飛ばしていた。もちろん、その部分の磁石(十二個あるらしい)は脱落。
これじゃあまともに計測できるはずもなく。

新しいマグネットリングの透明フィルム(両面テープの保護シール)を剥がして台座に取り付けて(取説見つけられなかったけど、ねじが回しやすい位置で固定すればOK)、自転車に取り付けて終了。

無事計測できるようになりました。
もう2−3年使えると嬉しいなー。




GROWTAC GT e-Slope-Q 使ってみた。

GROW TACのGT e-Slope-Qが届いたので早速使ってみた。
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開梱して付属品を出したところ。箱は潰して保管する(修理に出すときにあったほうがいいのがわかったので)ので、収納の仕方のメモがわりに撮影。

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電源ユニットがでかいw アップルウォッチを比較に入れてみた。


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本体右側に電源と通信(USB)ケーブルを接続する。ここに動作LEDもあり。

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作りはかなりガッチリしています。狭い部屋に設置しているので、振り向いて椅子から立ち上がるときにすねをぶつけてもんどり打ちましたw明日レースなのにw。

GT-eBOXに接続、する前に、アップデートしていない人はGT e-BOXのファームウェアをアップデートしておきましょう。GT eーRemoteから行います。
接続して早速ZWIFTで使ってみた。

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U

右先足元をLEDが照らすようになっていて、勾配が変わらないときはグリーン、勾配が上がるときはオレンジ、勾配が下がるときはブルーに色が変わります。部屋を暗めにしてやると、勾配が変わる目安になって良いかも。勾配に合わせて動くのは楽しい。12%(Slope-Q自体は10%まで再現)の坂ではちゃんと変速しなかったらふらついてしまった。平坦TT系ライダーとしては、ZWIFTレース的には不利になること請け合いですがw、トレーニングとしてはプラスでしょう。楽しいし。

30分ほどZWIFTやったのちの状態。
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わずか30分でこの汗。で、見事にGT e-Slope-Qにも汗が。本体上部はゴムカバーがかかっているので問題なさそうですが、台座部分は錆びるかなー、なんか対策を考えないと。


まとめ。
GT e-Power-Qは
1)ガッチリした作り。重い。蹴飛ばすと確実に脚が負ける。
2)接続前にGT e-Boxのファームアップをしておくこと。
3)汗対策は必要。どうすっかなー。
4)価格はそれなりにするけど(Wahoo KICKR CLIMBの価格を考えれば決して高くはないと思う)楽しいよ。









今年の冬のライディング装備。

今年から来年にかけては冬場も朝練かかさずに実走で行いたい所存。そこで冬用アイテムを導入&更新。冬用ジャージはだいぶくたびれているパールイズミのが2組あるのでこれで。アンダーはファイントラックの メッシュ(1枚しかないけど朝練は1.5時間くらいだからメッシュはなし)とモンベルのLWシリーズ(こちらは数枚あり)。ソックスは適当なやつ。グローブも 冬用をいくつかもっているので使いまわす。5度前後になると冬用グローブでも指先痛くなってきたので、インナーかアウターグローブをそろそろ併用だな。

で、数年使ってきたNorthWaveの冬用シューズ、だいぶ傷んできたので、新しいのを買ってみた。
同じサイズで買ったけど、新しいのはフィット感抜群で靴の中で足が遊ばなくて良い。古いのはレースで調整するやつだったけど、今回はダイアル。ただし、履きづらい…レースに使うならぜったい新しい方だけど、朝練前にささっと支度できないのはイマイチだなー、 起床時刻で使い分けることになりそう(遅刻しそうな時は旧シューズw)。

今年新投入はフェイスマスク。
まずは自転車業界で最近話題のワークマン(寅壱)の。千円切ってる。
もう一つはモンベルので2千円くらい。山用だと思うけど、自転車でも問題なく使える。
形状は似ていて、どちらも4Way。目出し、鼻だし、口出し、ネックウォーマー。
で、どっちが良いか?5度前後では暖かさはどちらもかわりなく耳も痛くならない。
モンベルのLWのほうが薄手でフィット感に乏しい?と思ったけど、ずり落ちたりバタついたりもなく問題なし。どちらも良いです。お好みで。1枚目がワークマン、2枚目がモンベルです。
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