先週雨の日にペダリングを録画してみて比較。
1.胸郭をいれたペダリング。意識的な0−3時でのつま先をあげる(かかとをさげる)ことはしない。
2.従来自分がやってきたペダリング。デッドリフトで、0−3時で意図的につま先をあげる(かかとが下がる)ペダリング。
動画を見ると、福田コーチのようにはいかずw。意図的に動かしていたつもりだけど、大して動いてなかった。(踵の上下動が少ない)
それでも、データ上の差異はあったのでご報告。
使用したのはBike Fast Fit。
各部位の計測は下図の通り。
ちょっと身体と測定線がずれちゃってますが、イメージはわかりますでしょうか?
Hip Angle:体幹と大腿の角度
Knee Angle:大腿と下腿で作る膝の角度
Foot Angle:水平線と足底が作る角度(足首の角度ではありません!)
Ankle Angle(図中ではAngle,Bike Fast Fitにはパラメーターとして用意されていないため、Angleで計測):足首の角度
結果
このグラフのままだとなんのこっちゃ、なので切り出してみます。
まずはHip Angle。
あんまり変わらんね。ここを期待したけど、脚が上がらないのは、そんなに簡単には改善されないようだ。地道にラクロスボールでトレーニングしてみよう。
次にFoot Angle。
これは、意図的につま先をあげる(踵を下げる)のをやめたので差が出た。が、グラフの形は同じで平行移動している。ペダル軸より踵がさがることはなくなったものの、踵が下がる動きは差がなさそう。
Ankle Angle
足首の角度変化。
0−90度までは、青(ペダリング1)のほうが、踵を下げていない分、角度が深い。一方で下死点をすぎると、赤(ペダリング2)のほうは上死点の通過に備えて足首をおりたたんでいる様子が見て取れる。
そうすると、この差は膝の角度が変わって吸収されているのか?と思ったが。
Knee Angle
膝の角度
ぜんぜん、変わりなしw。
んー?じゃあ、foot angleの変化はどこで吸収されたのよ?
と思ったら。
Torso Angleでした。
胸郭を入れる、という作業をして脚が少し上がるようになった気がしていたけど、それはまさに体幹のおかげのよう。脊柱全体の屈曲は強くなり、結果、骨盤がペダリング2に比べてペダリング1のほうがたった状態に。(47.7度→51.1度)このために上死点の通過のために足首をたたむ必要性が減ったようです。
大変納得の結果。
結論:
体幹の使い方をかえると、まず体幹に変化が現れた。
大腿の上がり、はよくなっておらず、腸腰筋のトレーニングが必要そう。
動画・角度測定は、トレーニングによるプログレッションを確認するツールとなりうる。
今後。
スクワット型とデッドリフト型を使い分けられる人で測定して、その差異をみてみたい。
股関節の動きと膝関節の動き、同時に動くのか、どちらかがあとから動くのか、など数値で見られるとおもしろいし、コーチに見てもらえない時でも、客観的な判定ツールとなり得るのでないか?
1.胸郭をいれたペダリング。意識的な0−3時でのつま先をあげる(かかとをさげる)ことはしない。
2.従来自分がやってきたペダリング。デッドリフトで、0−3時で意図的につま先をあげる(かかとが下がる)ペダリング。
動画を見ると、福田コーチのようにはいかずw。意図的に動かしていたつもりだけど、大して動いてなかった。(踵の上下動が少ない)
それでも、データ上の差異はあったのでご報告。
使用したのはBike Fast Fit。
各部位の計測は下図の通り。
ちょっと身体と測定線がずれちゃってますが、イメージはわかりますでしょうか?
Hip Angle:体幹と大腿の角度
Knee Angle:大腿と下腿で作る膝の角度
Foot Angle:水平線と足底が作る角度(足首の角度ではありません!)
Ankle Angle(図中ではAngle,Bike Fast Fitにはパラメーターとして用意されていないため、Angleで計測):足首の角度
結果
このグラフのままだとなんのこっちゃ、なので切り出してみます。
まずはHip Angle。
あんまり変わらんね。ここを期待したけど、脚が上がらないのは、そんなに簡単には改善されないようだ。地道にラクロスボールでトレーニングしてみよう。
次にFoot Angle。
これは、意図的につま先をあげる(踵を下げる)のをやめたので差が出た。が、グラフの形は同じで平行移動している。ペダル軸より踵がさがることはなくなったものの、踵が下がる動きは差がなさそう。
Ankle Angle
足首の角度変化。
0−90度までは、青(ペダリング1)のほうが、踵を下げていない分、角度が深い。一方で下死点をすぎると、赤(ペダリング2)のほうは上死点の通過に備えて足首をおりたたんでいる様子が見て取れる。
そうすると、この差は膝の角度が変わって吸収されているのか?と思ったが。
Knee Angle
膝の角度
ぜんぜん、変わりなしw。
んー?じゃあ、foot angleの変化はどこで吸収されたのよ?
と思ったら。
Torso Angleでした。
胸郭を入れる、という作業をして脚が少し上がるようになった気がしていたけど、それはまさに体幹のおかげのよう。脊柱全体の屈曲は強くなり、結果、骨盤がペダリング2に比べてペダリング1のほうがたった状態に。(47.7度→51.1度)このために上死点の通過のために足首をたたむ必要性が減ったようです。
大変納得の結果。
結論:
体幹の使い方をかえると、まず体幹に変化が現れた。
大腿の上がり、はよくなっておらず、腸腰筋のトレーニングが必要そう。
動画・角度測定は、トレーニングによるプログレッションを確認するツールとなりうる。
今後。
スクワット型とデッドリフト型を使い分けられる人で測定して、その差異をみてみたい。
股関節の動きと膝関節の動き、同時に動くのか、どちらかがあとから動くのか、など数値で見られるとおもしろいし、コーチに見てもらえない時でも、客観的な判定ツールとなり得るのでないか?